切開なし!の痩身治療法(痩身機器)を調査
「痩身治療が気になるけど、脂肪吸引はちょっと…」という方におすすめの、痛みやダウンタイムが少ない痩身治療法を集めました。それぞれの特徴やメリットなどを比較しています。
クールスカルプティング(ゼルティック)
脂肪を凍らせて脂肪細胞を破壊。破壊された脂肪は自然に代謝・排泄され、脂肪細胞の数を減らし皮下脂肪の厚みが減少する医療用部分痩せ治療法。ダウンタイムはほとんど必要なし。
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メリット
- カニューレの挿入を必要としないため、皮膚の切開を伴う手術は行わない。
- 腫れや内出血のリスクが少なく、ダウンタイムも短い。
- 合併症や副作用のリスクも少ない。
- 治療時間が1時間程度と非常に短いため、長期の休みが取れない人でも気軽に受けられる。
- セルライトの解消にも効果が期待できる。
デメリット
- 脂肪の減少、痩身効果という点では、物理的に脂肪を体外に吸い出す脂肪吸引に劣る。
- 目に見える痩身効果を得るためには、数か月間の期間で複数回の照射が必要なケースも多い。
メソセラピー
リン脂質を体内に注入し、脂肪細胞膜を壊して減らす方法。脂肪をとりたい、セルライトを除去したい部位に有効成分を注入、脂肪やセルライトを溶かし体外に排出することで、「部分痩せ」「セルライト除去」などの効果を得ることができる。ダウンタイムは、数日間腫れが続く場合も。なお特に顔は腫れやすく、1週間程度腫れやむくみが続くことが多い。
メリット
- 希望する部位のピンポイントでの部分痩せが可能。
- メスを使わず注射をするだけなので、安全性が高い。
- ダウンタイムも短く、日常生活を送るうえでも支障がない。
- クリニックにもよるが、特別な細い針で注射をするため、通常の注射針よりも痛みが少ない。
デメリット
- 治療後に筋肉痛のような痛みが起きることもある。
- 個人差はあるが、注射した場所にあざのようなものができたり、軽く腫れることがある。(数日で消える)
- 1回に処置できる範囲が限られており、広範囲の痩身には向いていない。
- 脂肪吸引に比べると除去できる脂肪の量が少なく、効果が小さい。
カーボメッド
体内に炭酸ガスを注入することでセルライトの解消、部分痩せを図る治療。 皮膚下に炭酸ガスを注入⇒その部分が一時的に酸欠状態に⇒血液中から多量の酸素が供給される⇒代謝が向上⇒脂肪が燃焼されやすい状態となる。
- 費用目安:1回の治療:2万~5万円、複数回のコース:10~30万円
メリット
- 脂肪吸引のようにメスによる切開を伴わず、極細の針で注入するだけなので、痛みが少ない。
- ダウンタイムはほとんど必要ない。
- 肌質改善・エイジングケア・セルライトの解消にも効果を発揮する。
デメリット
脂肪吸引のように物理的に脂肪を取り除く治療ではないため、時間もかかり、効果も脂肪吸引には劣る。
エンダモロジー
セルライトの解消や脂肪吸引後のケアを目的とした美容医療機器。それ自体に脂肪を減少させる効果はないが、刺激(マッサージ効果)を与え、血液、リンパの流れを改善することで脂肪を柔らかくし、セルライトやむくみの解消が期待できる。ダウンタイムはありません。
- 費用目安:1クール(10回~20回程度):15万~25万円
メリット
- ダウンタイムがほとんど必要ない。
- エステのような感覚で受けられる美容医療。
デメリット
- 脂肪吸引や痩身目的の美容医療と比較すると効果は劣る。
- セルライトやむくみの解消効果を得るためには、10~20回程度の治療を受ける必要がある。
キャビテーション
超音波で脂肪やセルライトを破壊・減少させる方法。 脂肪やセルライトに超音波を照射することでキャビテーション(空洞)現象を発生させ、脂肪細胞膜を破壊し、脂肪を溶かす。溶けだされた脂肪が代謝によって体外に排出されることで、脂肪を減少させる。ダウンタイムはありません。
- 費用目安:1回:2万~5万円、5、6回のコース:10万~30万円
メリット
- 体外から超音波を照射させるためメスによる切開を伴わず、通常の脂肪吸引に比べ、痛みはほとんど無い。
- 体への負担は少ないため、ダウンタイムも必要ない。
デメリット
- 痩身効果においては他の方法に劣る。
- 効果は個人差が大きい。
ウルトラアクセント
超音波で脂肪細胞を破壊する痩身医療器。特殊な超音波(横波・剪断波)を照射することで、血管や神経など脂肪細胞以外の組織への影響を極力抑え、脂肪細胞のみを減少させる。ダウンタイムはありません。
- 費用目安:腹部や大腿部など脂肪量の多い部位に行う場合:20万円前後。
メリット
- 身体への負担が小さく、ダウンタイムも短い。
- 脂肪の多い腹部や大腿部、臀部などの他、顔の周辺にも適用できるため、二重顎の解消や頬の脂肪除去による小顔治療、部分痩せにも効果がある。
デメリット
- 効果は物理的に脂肪を除去する脂肪吸引に劣る。
- 効果には個人差があり、1回の治療では効果を得られないという声もある。
ライポソニック
高密度焦点式超音波を照射しエネルギーを一点に集中させることで、脂肪組織をピンポイントで破壊します。破壊した脂肪細胞は8~12週間程度で体外に排出されるのが一般的です。ダウンタイムとしては、あざや内出血を伴いなすが、1~2週間ほどで回復し、腫れることはありません。
- 費用相場 1エリア15,000~20,000円くらい
- 各治療回数・期間 部位にもよりますが施術時間は1時間ほどで、1回の施術でしっかりと効果を実感することができます。
メリット
- 1回で大きな効果が実感できる
- 脂肪組織以外へのダメージがない
- リバウンドの心配がない
デメリット(リスク・副作用)
- 皮下脂肪が2.5cm以上ないと効果がない
- チクチクとした痛み、知覚鈍麻、内出血など
- 効果を実感するまでに時間がかかる
テノール
高周波のラジオ波を照射し、ハンドピースを使いながら深層部から表層までをトリートメントすることで、脂肪細胞を縮小させ身体を引き締めることができます。ダウンタイム ほとんどありません。
- 費用相場 1回2~6万円くらい(部位によって異なる)
- 各治療回数・期間 1回の施術時間は20~30分ほどで、身体の場合は1~2週間に1回のペースで5回、顔の場合は1ヵ月に1回のペースで5回施術を受けます。
メリット
- ダウンタイムがなく痛みも少ない
- 肌の再生力やコラーゲンの生成、増殖効果も得られる
- 免疫力も高まる
デメリット(リスク・副作用)
- 効果を得るためには回数が必要
スカルプシュアー
わずか25分で平均24%の皮下脂肪を破壊できる医療レーザーです。4つのアプリケーターで体型に合わせた治療ができ、皮下脂肪の少ない部位にも照射できます。ダウンタイムもほとんどありません。
- 費用相場 1回6~10万円くらい(照射範囲によって異なる)
- 各治療回数・期間 照射範囲にもよりますが施術時間は25分ほどで、1回の施術で効果を実感することができます。要望によって複数回治療を行う場合もあり。
メリット
- リバウンドの心配がない
- 痛みや腫れがない
- 皮膚の引き締め効果も得られる
デメリット(リスク・副作用)
- イメージ通りの体型にするには数回受ける必要がある
エンダモロジー
強い力で吸引しながらローラーもしくはマッサージで脂肪やセルライトをつぶしていきます。ダウンタイムは、赤みや内出血で数日ほどで治まります。
- 費用相場 1回1~20,000円くらい
- 各治療回数・期間 1回の施術は1~2時間ほどで、週1~2回のペースで10回くらい受けるのがおすすめです。
メリット
- 肌がきれいになる
- 人によっては1回でかなりサイズダウンできる
- 手軽に受けられる
デメリット(リスク・副作用)
- 痛み、赤み、内出血、かゆみなど
- 回数が必要
CRY-O(クリオ)
マッサージ機能が搭載されており、装着した部位を冷やしながら振動させることで、血行・代謝の促進、脂肪を冷やす際の違和感を和らげる効果が期待できます。
「脂肪を冷却する」という理論はクールスカルプティングと似ています。しかし医療機器であるため美容クリニックでのみ扱っているクールスカルプティングに対して、CRY-O(クリオ)はエステサロンでも使用できる脂肪冷却マシンです。医療従事者ではないサロンスタッフでも扱えるように、脂肪へ働きかける力はクールスカルプティングよりも低くなります。
部位に装着する器具はプレート式。1台に4つ装備されたプレートで、一度に複数の部位を施術できます。
メリット
- プレート型なので、脂肪が少ない部位にも使用できる。
- 一度に複数箇所の施術が可能。
- たるみやあざになりにくい。
- マッサージにより血行促進効果も期待できる。
デメリット
- パワーが弱いため脂肪へ働きかける力が弱く、「クールスカルプティング」と同等のサイズダウンは見込めない。
- マッサージ力も弱く、セルライトまでは除去できない。
Cryo 4S PLUS
2017年に発売されたドイツ製の脂肪冷却マシンです。装着アプリケーターは、パット型になっており、8部位を同時に施術可能。冷却され死滅した脂肪は、最大3ヶ月かけて、対外へ排出されます。
湾曲したアプリケーターが付属しており、ヒップや太ももを効率的に冷却可能です。また、EMSが内蔵されているため、脂肪冷却と同時に筋肉へもアプローチできます。さらにリンパを刺激するアプリケーターも搭載されており、脂肪の冷却と同時に、代謝を活性化させる効果が期待できます。
メリット
- EMSが内蔵されているので、激しい運動を継続したときと同様の効果が期待できる。
- EMS・リンパマッサージ・脂肪冷却の3つの機能で、効率的に脂肪へ働きかける。
- 余分な脂肪のみを刺激するので、痛みが少ない。
デメリット
- あくまでもサロン仕様のため、医療機器である「クールスカルプティング」ほどの効果は見込めない。
クールテック
脂肪を冷却して細胞を死亡させる仕組みを使い、落としにくい脂肪を老廃物として効率的に排出するのを促す痩身マシンです。アプリケーターが2本ついているため、一度に2箇所の施術が可能。脂肪細胞そのものの数を減らすので、リバウンドがない治療法です。
気になる部位を吸引して冷却する吸引型の治療法のため、皮下脂肪の多い方におすすめです。
メリット
- 2本のアプリケーターを使うため、短時間で広い範囲を施術できます。
- リバウンドが少ない。
- 切らずに施術できるので、ダウンタイムがない。
- 施術中の痛みもほとんどなく、麻酔は不要。
デメリット
- 効果が実感できるまで、1ヶ月から1ヶ月半程度かかる。
- お腹がゆるくなるケースもある。
- 腫れや赤み、内出血などを起こす場合もある。
- 軽度の凍傷が見られる場合は、クリニックでの処置が必要。
リポクライオ
スペインで開発された、吸引型の脂肪冷却マシンです。施術は、楕円形の専用アプリケーターを、気になる部位に装着して行います。余分な皮下脂肪を凍らせて減らす治療法で、メスや麻酔を使わずに部分痩せ効果が得られます。脂肪の厚みに制限がないため、脂肪が薄い二の腕などの部位にも施術可能。施術から2〜6週間かけて、段階的に脂肪の破壊が行われ、破壊された脂肪細胞は、徐々に体外に排出されます。
施術時間は35分と比較的短く、同様の仕組みを利用した痩身マシンにはできない、ふくらはぎへの施術も行えます。
メリット
- 余分な脂肪のみにアプローチするため、他の細胞に影響がない。
- メスや麻酔を必要としないため、ダウンタイムがない。
- 頑固なセルライトにも効果が期待できる。
デメリット
- デリケートな部位は内出血するケースがある。
- 施術中は治療部位を吸引するため、痛みや引っ張られる感覚がある。
フリーズファット
スペインのBECO社が開発した、吸引式の脂肪冷却マシンです。エステ向け製品では「フリーズファット4S」と呼ばれるマシンも展開。美容クリニックのうち、共立美容外科では、「フリーズファット」をOEMにて製造し、施術を実施しています。
「フリーズファット」は、気になる部位を温め、脂肪と血液を分離した上で、脂肪を凍らせる仕組みです。麻酔を使わずに施術でき、ダウンタイムも短いのが特徴。施術時間は、およそ50分です。施術台に寝ているだけなので、リラックスして治療に臨めます。
メリット
- 痛みやダウンタイムなどの負担が少なく、施術後すぐに歩ける。
- 気になる部位へピンポイントにアプローチできる。
- メスや麻酔を使用しないので、肌に傷や手術後が残る心配が少ない。
デメリット
- 施術の初めは少しの痛みと引っ張られる感覚がある。施術後は治療部位が内出血する場合がある。
- 施術後は治療部位が内出血する場合がある。
- 効果が感じられるまでに、1〜2ヶ月程度かかる。
ツインクライオ
「コスモプロフ・ワールド株式会社」が販売・レンタルを行っている、サロン仕様の脂肪冷却マシンです。オリジナル製品は、「COOL SHAPING」で、「Dr.クライオ」の名でも知られています。
大型なヘッドが2つあり、吸引式のため、広範囲の脂肪へ効率的にアプローチできます。施術時間は、およそ60分です。メスを使わず、皮下脂肪やセルライトなどの気になる脂肪を冷やすことで、体外へ自然に排出させます。
メリット
- 脂肪のみにアプローチするため、血液や内蔵、体液などへの負担がない。
- メスや注射などを使用しないため、痛みが少ない。
- 施術後のダウンタイムの時間が短い。
デメリット
- 効果が実感できるまで、1週間以上かかる。
- 吸引式のため、痛みや内出血、あざなどが見られる場合がある。
- カップに入らない部位は施術できない。