脂肪に直接アプローチ!脂肪吸引編
ここでは、脂肪にアプローチする脂肪吸引の種類やそれぞれのメリット・デメリットについてまとめてみました。
脂肪吸引の種類
- エルコニアレーザー脂肪吸引
- ボディジェット脂肪吸引
- ボディタイト脂肪吸引
- ベイザー脂肪吸引
- ライポマティックウルトラゼット
- スマートリポレーザー
エルコニアレーザー脂肪吸引
脂肪吸引の施術前に、赤いレーザービームを肌の上に滑らせるように照射することで脂肪細胞を液状化させ、脂肪吸引の効果を高める治療方法。ダウンタイムは3日から1週間程度。
メリット
- 吸引する脂肪が柔らかくなるので施術時間が短く、術後の腫れや痛みも軽減できる。広い範囲の脂肪吸引に、より効果がある。
- 脂肪吸引のみの場合に比べて皮膚の凸凹やたるみを少なくし、ダウンタイムも短めになる。
デメリット(リスク・副作用)
- エルコーニアレーザー単独では脂肪をなくすことができないため、必ず脂肪吸引との併用が必要。
- 腫れやむくみが引き、スリム効果を実感できるまで1カ月程度かかるというデータもあり、効果のスピードには個人差がある。
ボディジェット脂肪吸引
カニューレ(脂肪を吸引する管具)の先から、麻酔効果、止血効果のある薬剤を含んだ脂肪溶解液のジェット水流を脂肪細胞にあて、水流の力で脂肪細胞を他の組織から分離して吸引する脂肪吸引法。アメリカのFDA認可。ダウンタイムは、脂肪の吸引量によるが、1週間程度は筋肉痛のような鈍痛が続く。内出血が起きた場合は、おさまるまでに約2~3週間。
- 費用相場:両脚の太もも全体:約80万円、腹部全体:約80万円
メリット
- 水流の力であらかじめ脂肪細胞を分離させるため、筋肉や神経、血管など周辺組織への影響を最小限に抑えることができる。
- 痛みや腫れ、むくみも少なめで、ダウンタイムも短かめ。
- 弱い吸引力でも脂肪細胞を吸引できるため、脂肪の脂肪吸引の「ムラ」を抑えることができる。
デメリット(リスク・副作用)
- 評価の高い脂肪吸引法ではあるが、ドクターの技術によって、表面が凸凹になってしまうなど失敗する可能性も。技術の高いドクター選びが大切。
ボディタイト脂肪吸引
高周波(RF、ラジオ波)の熱で脂肪を融解してから吸引する脂肪吸引法。高周波を当てることで脂肪細胞が液化、カニューレの挿入や脂肪吸引による身体への負担を軽減し、出血や腫れを抑えることができる。ダウンタイムは、2~3週間程度。
- 費用相場:両脚の太もも全体:70万~90万円、腹部全体:60万~80万円
メリット
- 施術時間が短く、身体への負担が少ないため、出血や腫れを抑えられる。
- 脂肪を吸引する際に液化させるため、吸引の偏りが抑えられ、皮膚の凸凹を抑える効果もある。
- 高周波には皮膚の引き締め効果もあるため、脂肪吸引による皮膚のたるみを抑えられる。
デメリット(リスク・副作用)
- ドクターの技術により効果やダウンタイム、傷跡、肌の凸凹、たるみなどに大きな差がある。信頼できるドクター選びが重要。
ベイザー脂肪吸引
カニューレ(脂肪を吸引する医療用の管)の先端から、ベイザー波と呼ばれる特殊な振動エネルギーを出して脂肪細胞を乳化させ、硬い脂肪も軟らかくして、脂肪を吸引する方法。アメリカのFDA認可。
※第三世代超音波脂肪吸引「ベイザーリポ」とも呼ばれる。ダウンタイムは個人差があるが、腫れや痛みが1週間程度、内出血が2~3週間程度。
- 費用相場:両脚の太もも全体:80~90万円、腹部全体:70~80万円
メリット
- 皮下脂肪の約90%の除去が可能と言われ、現在の脂肪吸引法の中で脂肪吸引の効果が高い。
- 従来の脂肪吸引法と比較し、痛みや腫れのダウンタイムも少なく、引き締め効果もあるため、術後の皮膚のたるみや凸凹のリスクも抑えられる。
デメリット(リスク・副作用)
- ベイザー波の振動によって、脂肪以外の組織を傷つけてしまう危険もあるため、技術や実績の高いドクター選びが重要
ライポマティック
超音波脂肪吸引技術を使用した脂肪吸引マシンです。管を振動させることで脂肪を柔らかくし、吸引しやすい状態にしてから吸引を行います。ダウンタイムは施術後2週間ほどで痛みや腫れがひき、3ヶ月後くらいで効果を実感することができますが、吸引する脂肪の量が多ければダウンタイムも長くなります。
- 費用相場:20~70万円くらい(部位によって異なる)
- 各治療回数・期間:部位にもよりますが、施術時間は1~3時間ほどで、1回の施術で効果を実感することができる
メリット
- 1回の施術で広範囲、大量の脂肪を吸引できる
- 痛みが少ない
- ダウンタイムが少ない
- 傷跡が目立たない
- たるみが生じにくく仕上がりがきれい
デメリット(リスク・副作用)
- 筋肉痛のような痛みが続く
- 腫れや内出血が生じる
- 導入しているクリニックが少ない
ウルトラゼット
超音波で脂肪細胞を破壊・液状化させてから吸引する方法。超音波は脂肪細胞のみに作用するため、痛みや出血が少ないのが特徴です。ダウンタイムはほとんどありません。
- 費用相場 20~35万円(部位によって異なる)
- 各治療回数・期間: 部位によっても違いますが、施術時間は1部位あたり15分ほど
メリット
- 一度に大量の脂肪を吸引できる
- 痛みや出血が少ない
- 術後の仕上がりがきれい
- 傷跡が目立たない
デメリット(リスク・副作用)
- 吸引し過ぎてしまう可能性がある
- 導入しているクリニックが少ない
- 脂肪を蓄える力が衰えるわけではない
- 赤み、内出血、違和感など
スマートリポレーザー
脂肪溶解レーザーとも呼ばれているYAGレーザーを脂肪細胞に直接照射する治療方法です。気になる部分に注射で穴をあけ、1mmほどの管を通して照射していきます。ダウンタイムは、むくみが数日間続きます。腫れや内出血は2~1週間程度で治まります。(個人差あり)
- 費用相場 5~20万円くらい(部位によって異なる)
- 各治療回数・期間:部位によって異なりますが、照射時間は10~30分ほどで、施術後3~4ヵ月で効果が実感できると言われている
メリット
- 時間をかけて脂肪を分解していくので体への負担が少ない
- 痛みが少ない
- 皮膚を切らなくて済む
- リバウンドがない
デメリット(リスク・副作用)
- 効果を実感するまでに時間がかかる
- 脂肪が吸収されず体内に溜まることがある