ここでは、ライポソニックスの痩身治療について紹介します。
ライポソニックスはHIFU(高密度焦点式超音波)を用いて痩身効果をもたらす施術です。超音波のエネルギーを一部に集中させることで脂肪組織を破壊し、除去していきます。これまでは切らない痩身施術では1回で満足いく効果が得られず、継続して治療を行う必要がありました。しかしライポソニックスを行うことで、皮膚を傷つけず、1度で痩身効果が得られるようになったのです。
ライポソニックスで使われているHIFUは他の組織に影響を与えず、脂肪組織だけに作用します。超音波が集中する場所は表面から深さ1.3cmの部分。そこを中心に、周辺の1cmほどを熱で破壊します。そのため、脂肪が厚い部分にしか施術できません。
強い出力で集中的に超音波を照射するので、1回で1サイズダウンするほどの効果が得られます。ただし、脂肪細胞が壊れて排出されるまでには2~3ヵ月かかるため、効果を実感できるのは最低でも3ヵ月後だと考えておきましょう。
超音波を一点に集中させて脂肪組織を破壊するライポソニックスは、脂肪細胞自体が減るためリバウンドしにくい施術です。脂肪が厚い部分だけにしか照射できないという難点もありますが、1回で確実にサイズダウンが可能といわれています。
ライポソニックスで脂肪組織を破壊し、排出することで痩身効果が得られます。おなか周りは1日で施術できるので、1回でかなりの効果が期待できます。個人差がありますが、臨床試験ではライポソニックスの照射後に平均2.6cmほどウエストサイズが減少したことが報告されています。
施術中はチクチクした刺激や感覚が鈍くなる、熱を持ったようになるといった症状が出ることもありますが、時間をおけば治まります。
施術時間はクリニックによって違うため、1エリア(4.5cm×4.5cm)ごとにおよそ15分を目安にしておくと良いでしょう。基本的にライポソニックスは1回で効果が得られるので何回も通う必要はありません。効果に満足できない場合は3ヵ月ほど期間をおいて、医師の診断のもと受けてください。
1回で脂肪細胞を破壊するほどの出力で照射しているため、痛みを感じる方もいます。痛みに弱いことを伝えておけば、出力を下げて回数を増やす方針で施術してくれるクリニックもあるので、事前に相談しておきましょう。また、施術部位に内出血や腫れ、赤みなどの症状が現れることがあります。一時的なものなので、時間をおけば問題ありません。
ライポソニックスは皮膚の深い部分に超音波を集中させるため、皮下脂肪の厚さが2.5cmを下回っている場合は受けられません。また、施術するところにヘルニアがある、妊娠しているという方も施術不可です。まずは医師に診断してもらい、ライポソニックスを受けられるかどうか確認しましょう。